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 情報モラルデザイン論演習

6月4日 ディベート「公共の利益は個人の自由に優先されるべきである」
そんなこと一概には言えるもんか! と言われそうな論題ですが、ディベートを通じて、この問題をめぐるさまざまな論点や事例が出てくればよいかと思いました。道路敷設や社会福祉のほか、NHKの問題や和の精神、協調性の涵養などの論点が出ました。今週に限って、その場で論題発表、チーム分け、で、ディベートという運びになったので、参加者はアドリブ勝負でちょっときつそうでした。

6月11日 テーマは同上。リバタニアリズム、コミュニタリズムなどの議論を意識しています。議論としては、ちょっとお互い立ち止まってしまった感じがしましたね。ディベート技術という問題もありますが、いくつか出した具体例を論題の大きなテーマにうまく吸収しつつ議論を組み立てるのが難しかったかもしれません。

6月18日 「民主主義国は戦争を起こさない」。うーん。ちょっと難しいか。「浜松市議会においてブラジル人等の特別枠を作るべきである」。これなら身近だね。もうちょい考えます。(6/12)
結局、「自分の信条に反する命令を受けたとき、警察官は従わなければならない」をテーマにしました。ディベートはやっぱり従わなきゃいけないよというグループが勝ちましたが、双方が日本国憲法と警察官との関係から議論を構築しようとしたのが興味深かったです。

6月25日 同じ論題でもいいかなとうい気も、変えてもいいかなという気もして思案中。。。
・・・ブログで議論になったついでに、こういうのも面白いかも。
「mixiの広告について、市民には公共の立場から運営者に制限を要求する正当な権利がある。」
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/yoshida_inf/comment/20070620/1182344000#comment
「広告」はその量と質の両方を問題にするか、あるいは片方に絞るべきか。また、「市民」を「利用者」とするべきか。

参加者の合議の結果、先週採用されなかった「浜松市議会において」になりました。(6/22)

7月2日(仏滅) 「公共的言論空間の管理を企業が自由に行なうことは適切ではない」
否定文の論題は捉えにくくなってしまうのですが、否定の立場「適切でないわけではない」は「適切である」とは区別されると思うので。

7月9日 「人間はできるだけサイボーグ化すべきではない」モラル・デザイン論としてはちょっと唐突なテーマですが。技術思想論流れのテーマです。情報倫理としては面白いテーマだと思います。よろしく。

7月17日 受講者ができるだけしょうもない論題を考える。論題風に言うなら、「小さなテーマにも大きな真理がある」。さしあたり聞いているのは、「朝はやっぱりパン食にすべきだ!」。。ほか、ご自由に提題ください。ここに書き込んでくれていいですよ。

パン食について。鈴木猛夫2003『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』藤原書店、は戦後一気にパン食に変わった食生活と、アメリカの食料と外交政策を描写しています。おもしろいです。学校給食への影響もあるということです。
お米はお米で政治がありますね。「食糧管理法」「自主流通米」あたりで検索かけてみるといろいろ出てくるはず。

相談の結果、論題は「お金ですべてが買える」となりました。No派の議論は何となく想像がつきますが、Yes派がどう防戦するのか興味深いです。ヨシダ